目的と、手段。
よくこの話をします。
例えば、「傘をさす」という動作。
これは「目的」ではなく、
「手段」ですね。
「目的」は、雨つぶを避けること、
ですもんね。
その思考を敢えてずらすことで、
お子さまのやる気を倍増させる方法
お伝えします。
よく、目的と手段を
間違えて考えている人がいます。
打ち合わせの結果、「ビジョン」
を明確にすることが目的であるのに、
会議そのものを「目的」として
しまっている場合。
会議は、所詮は「手段」です。
目的達成のための手段。
勉強の成果を計るための「手段」
である試験が
なぜか「目的」になってしまっていたり。
試験は、「手段」です。
何かの「目的」を達成するために
自分を計る「手段」。
で、この目的と手段。
意図的にずらすことで、
面白いことができます。
例えば、
「運動会のかけっこで1位をとる」
という目的があったとします。
なかなか素敵な目標です。
ただ、ここで、これを敢えて
「手段」と考えてみる。
1位をとることは、手段。
そうすると、何が起きるか。
その手段の先にある目的を
設定する必要がでてきます。
ここで、目的をですね。
「ご褒美」にするんです。
別に、高価なおもちゃを買い与える
とか、そういう話ではありません。
(そういう話にしても良いのですが)
手段は、1位をとること。
目的は、ご褒美を体験すること。
ご褒美は、家族の全力の賞賛と、
みんなで過ごす、楽しい時間。
(例えば、美味しいものを食べに
いったりとか。)
よく、「勉強もスポーツも、
ご褒美にためにやるものではない」
という価値観を耳にします。
この価値観は、成立はしています。
別に、否定する気はありません。
でも、別の価値観があっても良いですよね。
勉強もスポーツも、ご褒美のためにやる!
この価値観を持っていると、どうなるか。
大人になってから、目標達成までの速度が
格段に早まります。
ある出来事を達成した際に、
ご褒美として楽しい時間を体験し続けると
その際の感情が、
意識の深い部分にインストールされます。
そうすると、その感覚を早く味わいたくて、
一生懸命に頑張るんです。
そして、自分でご褒美の設定が
「上手に」できるようになります。
「このミッションをクリアしたら、
マッサージに行こう!」
「この課題を乗り越えたら、
家族で美味しいものを食べにいこう!」
「今期の目標を達成したら、
自分へのご褒美に、ちょっと良い文房具を
買おう!」
なんだか、良いことが起こりそうな
気がしませんか??
目的だと思っていることを、
「敢えて手段」と捉えてみる。
そうすると、見えてくるものも
あるかもしれません。
今日も素敵な1日を!
親の「心の状態」を今より良くして、
子どもを“天才”に導くお茶会。
⇒ http://lyceum-planta.com/20130603/
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