「本日の記事」でも触れられています。
なんで、「a」だったり、
「the」だったりするのか。
私がこの疑問を
完全に氷解させることができたのは、
恥ずかしながら、大人になってからでした。
アメリカ人の友人と話していたときに、
何かの拍子に「スーパー」
の話になったんです。
スーパーマーケット。
で、彼が、ミルクの話を持ち出したとき、
頭に「the」を付けたんですよ。
そこで、私。
「ちょっと、待って!
何で“the”なの!?」
と訊いてしまいました。
そのときの、彼の怪訝な顔が
今でも忘れられません。
(さっきまで英語でコミュニケーションを
取ってたお前が、
なんでそんなことを訊くんだ・・!?)
と、でも言いたい顔。
飽くまで、私の想像力の産物です。
ここで、私の頭に電流が走ったんですね。
福山さん演じる『ガリレオ』が何か閃いて、
壁一杯に数式を書くような
スピード感ある様を想像しながら
読み進めてください。
・the! 唯一の、とかいう訳があったね!
・「その」という訳もあったはずだ!
・You are “the” one !?
・「例の」という訳もあったか!?
・太陽にも「the」が付くね!
・ということは、ミルクは・・・!?
この間、恐らく2秒くらいの思考です。
脳に電撃が走った自分は、
未だ怪訝な顔をしている彼に言いました。
「aaah-.
You know, and I Know.
So you choosed “the”!」
そのときの、彼の何とも言えない
ほっとした顔が、とても面白かった。
私が授業を聞いていなかっただけかもですが、
定冠詞 the を習ったときに、
その判断基準が
「相手が知っているかどうか」
なんて、習った記憶がないんですよ。
「唯一の」
太陽や、月は1個しかないから、
the を使うのよ。
「その」
その“本”は、文中に既に出てきたから
その、の意味で the を使うのよ。
や、総合すれば、間違ったことは
教えられてないんです。
ただ、太陽だって、月だって、
“その本” だって、
唯一とか、さっき出てきたとか、
そういうことではなくて、
「相手が知っているから」
という、根源的な理由があるはずなんですよ。
なんで、そこをわざわざ
難しく教えるのかなあ、
と、思ったのでした。
その話は、上述のアメリカ人にも話しまして、
「だから、日本人は、
英語に変なコンプレックスを持ってるんだ!」
と力説した覚えがあります。
英語って、特殊技能ではなくて、
会話のためのツールです。
ライトに考えて、通じなければ
身振り手振りでいいじゃん、
くらいの教え方をしたらどうでしょうかね。
文法至上主義の弊害は、至る所に
出ていると思います。
今日もコミュニケーション溢れる、
素敵な1日となりますように!
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