タバコのはなし（2）

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タバコのはなし（2）

さて、前回のクイズの正解です。みなさん、自信の程はいかがですか？
ご自身の回答と照らし合わせてご覧ください。

1）タバコは麻薬より依存性が弱い。

うそ。
タバコの依存性は麻薬より強いです。

2）毎年全世界で200万人がタバコで死んでいる。

うそ。
WHOの推定によると、毎年全世界で今年600万人がタバコで死んでおり、
そのうち授動喫煙が60万人となっています。

3）タバコによる女性の死亡は、2002年には年間50万人で、2020年には、
年間100万人になる。

本当。
タバコによる女性の死亡は、2002年には年間50万人で、
2020年には、年間100万人になります。

4）健康増進法25条では人の集まる所は
受動喫煙の防止に努めるようにと法律に定めている。

本当。
健康増進法25条では人の集まる所は受動喫煙の防止に努めるようにと法律に定めています。

5）歯周病の一番のリスクファクターはタバコ。

本当。
歯周病の一番のリスクファクターはタバコです。

6）一日50本以上吸っていると5人に1人が肺癌になる。

うそ。
1日50本以上吸っていると3人に1人が肺癌になります。

7）タバコは火災の原因の3位。

うそ。
火災の原因の2位はタバコです。

8）クリントン大統領は橋本首相のタバコと口臭が嫌で
ホワイトハウスの外のテントで会談した。

本当。
クリントン大統領は橋本首相のタバコと口臭が嫌で、
ホワイトハウスの外のテントで会談しました。

9）母親が妊娠中にタバコを吸っていた胎児は11歳になった時、
吸わない母親の子供より身長、一般的能力、国語、数学が劣っていた。

本当。
母親が妊娠中にタバコを吸っていた胎児は11歳になった時、
吸わない母親の子供より身長、一般的能力、国語、数学が劣っていました。

10）タバコを1日20本吸うと平均寿命が2時間短くなる。

本当。
タバコを1日20本吸うと平均寿命が2時間短くなります。1本で約5.5分です。

11）日本たばこ産業、JTがスポンサーをしているバレーボールチームや
清掃活動などの社会貢献はタバコ規制枠組み条約、FCTCに違反していない。

うそ。
日本たばこ産業、JTがスポンサーをしているバレーボールチームは
タバコ規制枠組み条約、FCTCに違反しています。
バレーボールや将棋のスポンサー、灰皿設置、清掃活動、
市民団体の援助等タバコ消費の促進につながるあらゆる直接的・間接的活動は
日本が8年前に批准した国際条約、タバコ規制国際枠組み条約（FCTC）で禁止されています。
例：ゴルフ日本シリーズＪＴカップ

12）ニコチン依存症患者は非喫煙者よりうつ病が2 倍多く、
従ってニコチン依存症患者の自殺もそれに伴い多くなる。

本当。
ニコチン依存症患者は非喫煙者よりうつ病が2倍多く、
従ってニコチン依存症患者の自殺もそれに伴い多くなります。

13）バレニクリン（チャンピクスの一般名）は朝日新聞の記事に有るとおり、
対照群に比べ自殺企図を増やし、うつ病などの精神疾患も悪化させる。

うそ。
朝日新聞では、バレニクリン（チャンピクスの一般名）は対照群に比べ自殺企図を増やし、
うつ病などの精神疾患も悪化させると掲載しましたが、そのようなことはありません。

14）日本たばこ産業、JTは日本経済産業省の天下り先である。

うそ。
日本たばこ産業、JTは財務省の天下り先であると報じられています。

15）マイルドセブンは欧米ではマイルド、ライトという表示が禁止されているので
メビウスと名前を変えて発売した。

本当。
マイルドセブンは欧米では「マイルド」、「ライト」という表示が禁止されているので
メビウスと名前を変更しました。
監修：藤澤幸三郎（日本歯科人間ドック学会指導医）
いかがでしたか？
次回はもう少し深く掘り下げていきましょう。

それではみなさん、今日もよい食事を！