突然ですが、みなさんはご飯を食べるのが好きですが?
よほど疲れていたり落ち込んでいない限り、
おいしいものを目の前にして
「あ〜、おいしそうだな〜、ヨダレずびっ!」
とならない方はいないですよね!
しかし、何を食べても「味がしない」、
「何を食べてもいやな味がする」となってしまったらどうでしょう?
歳をとって、やる気が減っていっても。
最後の楽しみは食事だと言われています。
そう言われたら、「そんな大切な『楽しみ』なのに、
高齢になって味がなくなったらイヤだな〜」
とみなさん思うことでしょう。
しかし意外なことに、最近では高齢者だけでなく、
小学校のお子さんから大学生くらいの若い方でも
このような症状を訴えている方が多くいます。
専門用語では「味覚障害」といいます。
なぜそのような事態になっているのか!?
そうならないように予防することはできるのか!?
今回から4回に渡って、この「味覚障害」についてお話していきます。
(1)味覚障害ってなに?
(2)亜鉛って重要なの?
(3)亜鉛が不足する原因は?
(4)亜鉛を効率よく摂取するには?
【味覚障害ってどんな病気?】
まず、味覚障害と言えば一番多く起こる症状として、
「味を薄く感じる」「味がしない」などの
『味覚減退、味覚消失』があげられます。
大半の方はこの症状です。
次に多いのが、
「何も食べていないのに口の中に苦味や渋味を感じる」
という症状です。
これは『自発性異常味覚』と呼ばれます。
さらに、「甘いものなのに苦く感じる」などの、
異なった味を感じる『異味性』。
「甘味だけわからない」といった『解離性味覚障害』。
「何を食べてもイヤな味がする」といった
『悪味症』などがあります。
このような症状が生じると、
たくさんの困った「二次的な被害」が出てきます。
味がなくなれば食欲がなくなって栄養失調になったり、
塩辛いものを食べ続けて高血圧になる、
甘いものを食べ続けて糖尿病になる、、、などなど。
お子さんでこのような症状が出れば、
体重が減り過ぎたり増えすぎたり、
成長に必要な栄養が行き渡らずに
虚弱な身体に育っています可能性もあります。
大人の男性であれば、やる気がでない、
その結果として成績が伸びない、とか。
女性であれば、お肌の調子が悪くなる、
お化粧がキレイにのらない、など。
では、何がこの味覚障害を引き起こすのでしょうか?
【味覚障害の原因ってなんだ!?】
味覚障害は、薬の副作用や風邪などの体調不良、
熱い食べもので舌をヤケドした、なんて時にも生じますが、
主な原因は『亜鉛』の不足や食品添加物などが
主な原因としてあげられます。
普段の食事をコンビニ弁当で済ませている。
お菓子を食べているのでご飯が食べられない。
好きなものばかり食べている。
これらに「あ、ヤバっ・・・」と思った人は要注意です!
次回は、その「亜鉛とは?」というお話です。
それではみなさん、今日もよい食事を!
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