勉強するメリットについて、
コンピューターとの比較で考えてみました。
まず、コンピューターは機械部分(ハードウェア)
の性能(スペック=情報処理の速さ、情報容量など)に
固体差があります。
人間の脳そのものをハードウェアだとすると、
コンピューター同様スペックの個体差はありますが、
それは学習によりレベルアップさせることが可能です。
勉強によって神経細胞同士の「ネットワーク」
を増強させることができるからです。
次にコンピューターを動かす大元の基本的ソフトであるオ
ペレーションシステム( OS )について考えてみます。
OS とはキーボードで文字を打ったり、記録情報を引き出したり、
文字や画像を画面に表示したりする基本的なソフトですが
人間で言えば、全ての教科に共通する「読解-思考-表現」という
基本的な能力(リテラシー)にあたるでしょう。
それもまたマイクロソフト社の OS が
Windows95、98、2000、XP、Vista、7、8などと
進化したように学習によって進化させることが可能です。
実際にコンピューターを使う時は、
目的別ソフト(アプリケーションソフト、以下アプリ)
をコンピューターに取り込む(インストールする)必要があります。
ワープロ、表計算、データ管理、画像処理など
目的別に実に多くのソフトがありますが、
人間ならこのソフトは数学・理科など各専門分野の知識や能力
ということになるでしょう。
コンピューターと人間の違うところは、
前者は完成した OS の上に様々なアプリが乗る
というイメージですが、
後者は「何らかの教科を学習する中でリテラシーが鍛えられる」、
コンピューターで言うなら
「何かのアプリをどんどん使っているうちに OS が進化する」
ということになります。
「数学は要らない」という子どもに
「仮に将来数学を使わなくても、数学を勉強する中で、
脳の機能(スペック)とリテラシー( OS )
をレベルアップさせているのだ」
と説明することができるのではないでしょうか。
この例えは子どもがコンピューターの例えが
わかる状態になっていることが前提ですが(笑)
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