反省していることがあります。

川沿いの道、
空が青く晴れ渡り、
緑豊かな木に囲まれる中、
広い遊歩道が長く続いています。

その道を、1時間くらい
ゆっくりと散歩したとしましょう。

ここで、2通りの人が出てきます。

「良い天気で、気持ち良かったなあ。」

とだけ感想を持つ人と、

「良い天気で、気持ち良かったなあ。

途中で会った犬を連れた老夫婦の笑顔が
とても素敵だった。

途中に面白い看板があったんだけど、
なんでああいった形にしたんだろう。

枝が折られている木があったな。

何で折れちゃったんだろうな。

例えば、この川にアザラシが現れたら
なんて名前になるんだろねえ。

途中で見かけた紫色の花、
良い色だったな。香りも良かった。」

と、感受性をフルに活かして
感想を持つ人です。

この2人、人生において
かなり大きな違いがあるような
気がしませんか??

要は、アンテナが低いか、高いか、
ということ。

「自立した大人を育む」ことを
ミッションのひとつとしているライプラ。

色々な手段を通じて、
ライプラに関わる全ての人の
アンテナを高めるお手伝いが
できたらいいな、と思っています。

例えば、私。

日々、かなりの量の本や資料を読んでいます。

中には「知っている情報」というものも
幾多もあったりします。

そこで、「知ってるや、これ。」と
その文献に価値を見出さないことは簡単です。

でも、そこでもう一歩、考える。

その「知っていること」を、

「自分は、実践できているか?」

「自分は、人に語れるか?」

と考えること。

それにより、その「知っている情報」が
更に進んだ形で、自分に作用するんですね。

この<ライプラ通信>、
ご存知の通り、皆さまの「評価」の
フィードバックをいただいています。

ご覧いただける通り、

「あまり得るものがなかった:」

という評価をいただくこともあります。

その評価は、私として真摯に受け止め
メルマガの質の向上に役立てて、
ありがたく頂戴しています。

ただ、紐解くと、面白いことがあります。

割と毎日、連続して、

「あまり得るものがなかった:」

をクリックしている方が何人か
いらっしゃること。

もちろん、私の書くメルマガが
期待値に達していないのでしょう。

それは、きちんと認識した上で。

果たしてその方たちは、

「知ってるや、これ。」

「知ってるから、私にとって意味ナシ。」

となっていないか、ということが
とても気になります。

もしそうであれば、
「アンテナを高める」ことの
お手伝いができていないことに
なってしまいます。

川沿いの広い遊歩道を歩いたときに。

「あー、いい天気だった。」

だけではなく、
感受性をもっと刺激され、
それを人に受け継ぐことのできる大人。

そういうカッコイイ「親」が
もっと増えれば良いなと思っています。

このメルマガに限らず、
何かの情報に出会ったときに

「知っているかどうか」

だけで価値判断をしてしまうと
ちょっと勿体ないことになります。

ぜひその思考を更に進めて
より自分の中の「深い部分」に作用
させることができるよう、
感じ取っていただければ嬉しいです。

今日も五感を刺激する、
素敵な1日となりますように!

■この文書は「投稿時現在」の情報に基づいています。
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