単語学習を具体例として挙げて
「アウトプット」を目的とした学習を紹介しました。
今日は単語学習を効率よくするもう一つの方法である
「類義語の体系化」についてお話したいと思います。
何やら難しい話になりそうですが
決してそんなことございません。
要するに、
「似た様な意味をもつ言葉同士をまとめましょう」
ということです。
言い換えれば、
語彙を広げる活動に近いと思います。
こういうと、よく単語が分からないのにまとめられないよ!!
と嘆かれる方がいらっしゃいます。
そして、単語を覚えるのが苦手な人の多くは
共通して、あることが少ない場合が非常に多いのですが、
それに気づいていません。
さて、何が少ないのしょう?
答えは、日本語の語彙です。
驚く方もいらっしゃるかも知れませんが
試しにちょっと語彙力テストをしてみましょう。
「言う」という動作から連想される類義語を挙げて見て下さい。
もちろん日本語で。
連想をした理由があれば、どんなものでも構いません。
例えば「罵る」は、悪意を持って言葉を『言う』ので
『言う』の仲間だ。などなど。
頭の中で考えればよいので汚い言葉でも大丈夫ですよ(笑)
ざっとこんなものでしょうか。
言う / 伝える / 述べる / 話す / 発話する / お話しする /
叫ぶ / 主張する /言及する / 議論する / 論述する / 論証する /
言い放つ / 呟く / うそぶく / ほざく / ぶっちゃける /
反論する / など
どのくらい見つかりましたか?
もちろん、多ければ多いに超したことはないです。
行き帰りの電車の中で時間を掛けて
思いつく限り考えてみてもいいと思います。
なんでこんなことしてるんだろう?
と思っていらっしゃいますね。
実は、
今あなたに考えてもらった言葉(単語)は
外国語であなたが覚えやすい単語なんです。
理由は次回にしますが
試しに今、頭でイメージした単語を辞書で調べてみて下さい。
意外なほどすっきり入ってくるはずです。
特に最初の方に、何も考えずにでてくる単語であればあるほど
外国語になっても簡単に覚えられますよ。
また、友達同士でこのゲームをやってみてください。
一番、言葉が出てくる人が
最も外国語の単語を知っている可能性が非常に高いです。
(話せる / 書けるは別問題ですが)
なぜでしょうか?
次回はその謎に迫りたいと思います。
それでは今日も良い1日を!
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