先日、ある人との
コーチング・セッションで
扱った内容です。

批判されても、動じない方法。

人から批判をされたとき。

個人として反応すべき点は、

「反省できる点は反省して、次に活かす。」

という、これだけです。

別に、落ち込む必要もないし、
関係性を悪くする必要もない。

相手は言いたいことを言ってるだけ
なのですから、
その中で、自分にとって良い部分を
巧く抽出すれば良いだけのことです。

でも、言葉では簡単に言っても、
実際は、批判されれば落ち込んだりもします。

こんなとき、どのように対応すれば、
より幸せな方向性に進めるのか。

そのことについて、書いてみます。

人が持つ「能力」や「特性」を
数直線と考えた場合。

ある人が「50」のところにいて、
ある人が「40」のところにいたと
します。

40 の場所にいる人は、
50 の場所にいる人に

「お前、俺より 10 も少ないねえ」

と言われると、悔しいかもしれません。

腹が立って、劣等感に苛まれるかも
しれません。

人の能力を数直線として捉えることは
もちろん、できます。

でも、それだと、ちょっとつまらない。

私はそう思っています。

人の能力って、そんなに単一志向のものでは
ないのではないかと思います。

もっと、広がりがあるはず。

人の能力は、球体の上に乗っかっている。
そう考えてみましょう。

地球を例にしてみます。

ある人(A)は、太陽に向かったベクトルで
「100」の位置にいます。

ある人(B)は、木星に向かったベクトルで
「70」の位置にいます。

木星に向かっている人(B)が、
太陽に向かっている人(A)から

「お前、まだまだ全然だなあ。
俺なんて、もう100だぜよ。」

と言われても、特に動じないはずです。

だって、B は太陽に行きたいわけではなく、
木星に行きたいのだから。

ひっくり返せば、A だって、
木星に向けたベクトルで言えば、「0」です。

ちょっと、わかりにくい表現ですね。

この先で、ぐっとわかりやすくなります。

とある人とのコーチング・セッション。

その人は、どうしても「人からの批判」に
我慢がならない、という悩みを
持っていました。

色々な切り口でセッションを進めたのですが、
最終的に、そのクライアントさんが
「!」となったもの。

それが、今から書く切り口でした。

かつて、衛星放送(BS)と、
CS の受信アンテナの向きは、
それぞれに違っていました。

110度と、124(128)度。

仮に、自分が CS のアンテナだとします。

ある人に、

「お前、衛星放送(BS)の映り、悪いねえ。
俺なんて、こんなにも
高解像度で映るんだぜえ。」

と言われたとします。

でも、その人は、CSアンテナ。

別に、BS を綺麗に映そうだなんて
全く思っていません。

そうすると、どういう受け答えになるか。

「へえ、すごいね! BS 綺麗に映るんだねえ。」

と、これだけです。

別に傷つく必要もないですし、
相手に、自分の優位性をアピールする必要も
ありませんん。

相手は、BS アンテナ。

自分は、CS アンテナ。

目指す先が違うだけのことです。

つまり。

人から批判されたら、

「ああ、そういう世界もあるのね。
参考になるなあ。活かせる部分は活かそう。
でも、自分は CS アンテナ。」

と思えば良いだけです。

物事は、捉え方次第で、
いかようにも、自分に作用します。

敢えて面倒くさい捉え方をせず、
少しでも、今より幸せになれる捉え方を
して行けば良いと思うんです。

その後、そのセッションを受けた人から、

「今まで、会うといつもイライラな状態に
なってしまっていた人と、
今日は、何の感情の揺らぎもなく、
健やかな状態で会えた。」

との報告がありました。

嬉しいですな。

今日も健やかな、
幸せオーラ溢れる1日を!

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