市場で買い物する親子

これまで3回にわたって、足し算引き算を教える際に
「数直線を使うメリット」
をお話してきました。
数直線の尽きない魅力を今日もまたお送りします。

さて、前回は数直線で
「分数」「小数」のイメージが広がるというお話をしました。
今度は更に抽象的なイメージに触れていきましょう。

「数直線すごろく」では足し算は右へ、引き算は左へ進む。
そのようにお伝えしました。

それでは1、2、3、4と続く数直線の中で
引き算のすごろくを繰り返すとどうなるでしょう。
大きい数から徐々に小さい数へ進んでいき、1にぶつかって、その後は?

そう。無くなっちゃいます。
それが「0」ですね。

ちなみに「0」は1や2が発見されたずっとあとに発見されたそうです。
諸説ありますが、商人が売る品物を売り切った際に
「○」を書いたところから、
丸を描くことで「0」を表すようになったとも言われています。

さて、では「0」からさらに左に進むとどうなるんでしょう。

小学校の算数では「0」の壁を越えません。
しかし、数の世界は本当はイメージの世界です。
分数、小数など無限の世界のイメージを考える世界です。
「0」の壁などいとも簡単に突き破ってしまいます。

そう。
それがマイナスと呼ばれる「負の世界」。
「0」よりも(概念的に)小さい数字がずーっと左まで無限に伸びているのです。

この様に、数字に触れた瞬間から数の世界の全体像が見渡せる。
これが「すごろく教授法」のメリットです。

数直線の魅力はまだまだ続きます。

それでは今日も良い1日を!

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