お子さんに「ピアノを習わせよう」と思ったとき、
何を基準にして先生を選びますか?
学歴でしょうか?
コンクール等の賞歴?
それとも口コミ?
学歴も賞歴も、関係ないとは言えません。
それなりの経歴を持った方は、努力をしてきていますし、
その分、持っている知識が豊富です。
しかし、それだけを優先順位として先生を選ぶのは
少し危険だと思います。
お子さんには、音楽を好きになってもらいたいですか?
それとも習い事の一貫として我慢させながら通わせたいですか?
音楽は、人生を豊かにしてくれるものなのに、
「早くやめたい」なんて言われたら悲しいですよね。
どちらに転ぶかは、お子さんのせいでも、
親御さんのせいでもありません。
ハッキリ言ってしまうと、全ては先生、教える側の責任です。
私が一番、良くないなと思ってしまうのは、
「ピアノしか教えられない先生」です。
ピアノを弾くということは、
音楽に触れるための、ひとつのツールに過ぎません。
ピアノ以外の楽器や音楽も、ピアノにちゃんと
関係があるという認識を持てていない先生に習ってしまうと
「ピアノしか知らない人間」になってしまいます。
レッスンとは、ただ単に”技術向上”のみが目的
という訳ではありません。
レッスンを通して、人間として成長させることが一番、
大切にされるべき事です。
ですから「ピアノを教えられる人」
「ピアノが上手な人」ではなく、
「音楽を通して、人としての生き方を教えてくれる人」
を探してほしいと思っています。
次回からは、その辺りにスポットを当てて、
お話を進めていきたいと思います。
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