草食系男子についての考察を続けています。
現在、学歴競争が盛んだった時代に「肉食系」が多かった要因を
私見に満ち溢れた検証をしています。
今日は3つ目の、下記の仮説について考えていきます。
c. 「競争」「非行」「落ちこぼれ」などのストレスから、
ストレスの逃げ場を「女性」に求めた。
現在と昔の男性のストレスの発散方法がいかに違うか、
ということを論じることはできませんが、
ここでは、現在と昔の「教育」においての
ストレス「発生」の違いを比較してみたいと思います。
学歴競争が激しい時代には、誰しもが皆
共通のプレシャーをかけられていました。
それが、学業での競争です。
それを現在社会が抱える子どもたちのストレス要因と
比較してみましょう。
現在の子どもたちは学業での競争において、
表面化した競争は押し付けられていません。
もちろん、表面化しないだけで、
各ご家庭の学業についての考え方によって
学校以外で何らかの教育サービスに触れ、勉強していることは
昔と変わらないかも知れません。
ただ、受験などの競争に自らさらされない限り、
競争によるストレスを受けることは比較的少ないと考えられます。
また、学校教育の方針では
「個性を受け入れ、個性を伸ばす」という、
競争以外の価値観で生徒と接するように心がけています。
この点においては、学生は
教育現場では受け入れられやすなった、と考えることができます。
正直、現代の先生は優しいと感じます。
僕の頃も比較的優しい先生は多かったのですが、
それと比較しても非常に優しい先生が多いように感じます。
そういうわけで、昔と比べて、ストレスを受けた場合でも、
受け皿は多くなっていると思っています。
確かに「ネットいじめ」など、新たなタイプの問題は多く、
ネット社会の低年齢層化を考えても、
子どもが受けるストレスについても
新しいものになりつつあることも事実ですが、
マスコミを通じて子どもという「弱い立場」を守るべく、
昔よりも盛んに、社会が「弱者救済」の旗揚げをしている印象は
拭えません。
このような外的要因が若者にどういう影響を与え、
今後、どういった社会が形成されていくのか
見守るしかありませんが、
昔との「教育現場」におけるストレスは、
比較して昔の方が強かった、と考えて妥当ではないでしょうか。
そう考えると「女性」という立場に逃げ道を求める
という方法はいかがか。
冒頭の説明通り、その点の比較はしにくいです。
興味深い視点なので、時間があれば資料などを集めて
今後調べてみたいとは思います。
しかし、「発散の選択肢」は過去と今では圧倒的に増え、
ネットの普及一つとってみても、
現代社会を生きる人にとって「ストレスを発散する場」や
「心の拠り所となる社会」へのアクセスは
昔に比べれば容易になっていることは確かです。
そう考えれば、ストレスの発散、言わば自己防衛として
「女性の母性」を求めるケースは
相対的割合が増えるのも自然のように感じます。
ちょっと、中途半端な検証になってしまいましたが、
いかがでしたでしょうか。
長かった草食系男子編、次回、
完全なる私見で締めくくり、結論を出したいと思います。
それでは今日も良い1日を!
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