いよいよ佳境に突入です。
ここからは独断と偏見を含む
私見のオンパレードです(笑)。
前回、草食系男子が増え始めた契機が
ゆとり前後になるとお話しました。
その段階の教育と社会の変遷は
「学歴競争の激化」
⇒「非行・落ちこぼれの増加」
⇒「ゆとり教育」
と変わっていくことも確認しました。
そして、草食系の増加しうるには
1. 以前の体制が肉食系を作っていた。
2. 現在の体制が草食系を作っている。
3. [1.][2.]を併発している。
という上記のいずれかの現象が起きているはずです。
(正直「肉食」か「草食」かという二択においては、
片方の要素を逸失した体制であれば、
別の特徴をも持ち得るのは自然なわけで、
どちらかの特徴があれば[3.]に至るのは必然な気もします。)
では「学歴社会が激化した状態」と
「現在の状態」を比較してみましょう。
まずは「競争」に対する社会の意識が
違いとして挙げられます。
これは、学生の競争意欲の有無についてではなく、
指導者や社会の意識です。
比較的、多様性と個性を尊重している
現代の教育方針と比較して、
「学歴競争の激化した状態」では
競争を強いられたと考えて不自然ではないでしょう。
その時代に「教育」を享受する立場であれば、
そこかしこで「競争」という価値観に
触れざるをえない状況であったと言えます。
学校に行けば先生が、家に帰れば家族が、
部活やその他のコミュニティでも同じように
「競争」という価値観に触れる必要があったわけです。
その様な状況と現在の状況において
男子の意識はどのようなものになったでしょうか。
前提を通して考えると、以前は
肉食系が相対的に多かったわけですから、
何が肉食系を作ったのでしょう。
考えられる要素としては、
a. 学業以外の方面においても競争意欲が高かった
b. 「非行」や「落ちこぼれ」の延長で異性交遊が盛んだった
c. 「競争」「非行」「落ちこぼれ」などのストレスから
ストレスの逃げ場を「女性」に求めた。
ということが挙げられました。
肉食系が育ちやすい環境のような感じは伝わってはきますね。
長くなってしまったので今日はこの辺で。
次回は、もう少し掘り下げてみたいと思います。
それでは、今日も良い1日を!
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