カメラと少年

前回は、「合意のルールの中で育った子ども達は、社会への参画意識も芽生え、
自分たちで社会のルールを決めることが当たり前に思えるようになる。」
という話をしましたね。

そういった子ども達が増えれば、若年層の投票率もあがり、
この国はもっとよい方向に進んでいけるでしょう。

さて、頭がよくなる住まいづくりは、
今ある住まいを少しだけ変えることで実現できます。

その一つが家族ギャラリー。
リビングなどの一部を「家族ギャラリー」として勝手に指定しちゃいましょう。

そこには子ども達の描いた絵や工作作品、
お父さんが気に入っている画集や、お母さんの好きな器、
おじいちゃんの自慢の一品、家族旅行の写真などを並べます。

ちょっとしたスペースで構いません。
並べる棚が必要であればカラーボックス程度で十分。

この家族ギャラリー、どこのご家庭にもありますが
分散してしまっているケースがほとんどです。
「これぞ、家族の思い出!」、「これぞ、家族の作品!」というモノは、
リビングや食卓から見える位置にまとめて展示し、
食事中や団らん中に会話のきっかけとして積極的に活用しましょう。

「なんでこの絵を描いたの?」、「どうやって作ったの?」、
「どこで見つけたの?」といった具合に。

また、子どもとの会話だけでなく、夫婦間の会話も大切にしてくださいね。
家族みんなでの合意を尊重しながら暮らすことが
「頭のよくなる住まい」を実現させる秘訣です。
それには、互いをよく知ろうとする意識を活性化させることが肝心。

是非、この話題をご夫婦やご友人たちと話し合ってみて下さい。
いろんな発見や気づきがありますよ。

9つの誤解:間違いだらけの“子育て”