社会という科目の重要性というテーマにおいて、
社会で学ぶ「歴史」について紐解き始めました。
前回は歴史を学ぶ意義が大きく分けて二つあり、
そのウチの一つについて触れることができました。
今回はその二つ目。
歴史のもう一つの意義である「ルーツについての知識を得る」
という点についてお話します。
歴史では様々な地方、国家の成立から現代に至るまでの経緯を
学ぶことができます。
このことは「現代の社会は如何にして、現代の形状になったのか」
ということを学んでいるということを示しています。
それがどの様にして「未来を想像(創造)する」
という社会の意義に繋がるのか。
現代社会では、情報の受発信の手段が著しく増えており、
そのスピードも10年前と比較にならないほど速くなっています。
この風潮は今後も続いていき、情報や交流といった点では、
世界は非常に狭くなりました。
国境の垣根が急激に取り払われ、世界中の人たちと交流したり、
ビジネスをしたりすることが信じられないほど容易になりました。
さて、社会がこの様な変容を遂げた今、
避けては通れない一つのステップが存在します。
そう、「異文化とのコミュニケーションをとる能力」です。
これは、現在、多くの人がビジネスシーンで
苦労をしている最初の障壁です。
多くの場合、このことは外国語を扱えないという
コンプレックスから生まれる障壁と捉えられがちですが、
実は本当の問題は言語以前のところにあるのではないでしょうか。
そもそも、コミュニケーションとは「相互理解」
をしようとする気持ちが前提として行われます。
その際に必要になるのは、「相手に対する興味・関心」であり、
興味や関心の前提となるのが「相手のバックボーン」
つまり「相手に対する知識」なのです。
確かに、コミュニケーションを進めてから相手の情報を引き出し、
理解を深めていく方法もありますが、
日本人の距離感を理解し距離感を積極的かつ、
踏み込み過ぎずに関係を築くことに意識を向けている人が
どれだけいるでしょうか。
日本人なら「文化」として肌で感じ取って分かり合える部分が、
「文化」が違うと通用しなくなります。
そこで必要なのが、相手がどのようなバックボーンを持ち、
どのような文化圏の出身なのか、という知識なのです。
歴史を通じた学問、特に自国と他国を比較して
相違点を見つけていく作業は、
まだ見ぬ友と良好な関係を築く準備となります。
当然、同じ文化圏でも個人個人は千差万別。
そこは出会ってからのお楽しみになりますが、
ビジネスシーンでの出会いは
「企業」を通じての出会いになるはずです。
企業体制は属する国家の法や慣習に少なからず影響されますから、
大枠でカテゴライズする力だけでも
相互理解をするのに大きな助けとなることは言うまでもありません。
この様に、動機付け次第で歴史を学ぶ瞬間を
「未来に繋がる力」を養う貴重な機会だと
捉えることができるのではないでしょうか。
今回歴史について触れたので、
番外編として僕のオススメする歴史の学び方を
ご紹介したいと思います。
初学者向けの学習方法なので、
科目として歴史に触れていないお子様にも活用できると思います。
科目に対する考察を一旦中断し、番外編を挟みますが、
有意義な記事を提供できるよう心がけますので、是非、お楽しみに!
良い1日を!
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