温泉に浸かる猿たち

こんにちは。

気圧の変化が大きな時期ですが、みなさんの体調はいかがですか?
前にも書きましたが、こういう時期は
体力を消耗するので、歯ぐきの腫れや痛みが生じやすい時期です。

しかし、歯医者は怖いし痛いし怒られるし行くのやだな〜〜
ってなっていませんか?

歯医者は「痛い」「怖い」の代名詞ですが、
なぜそのような印象になるのでしょうか。

本日は「痛みと恐怖心との相関性」についてのお話をします。

最初に結論から言うと、恐怖心は痛みを増幅します。
かつて、下記のような実験がありました。

恐怖心の強い人の集団と、リラックスしている人の集団に、
同じ弱い電気刺激を与えたところ、
前者では多くの人が痛みを感じたと訴え、
後者では特に痛くなかったと答える人が多かったそうです。

実際に、注射の痛みも「安心してお任せします!」という方は
痛くなかったと答える方が多いです。
逆に、診療室に通されるだけで緊張して汗をかいてしまう方は、
なんともない歯に風をかけただけで「痛い!」と言う方もいます。

「実際そんなに痛かったですか?」と聞くと、
「いや、それほどでも」とみなさん言いますが、
風をかけられた瞬間は脳で
「これは痛みではなかろうか?」と認識されてしまっているのでしょう。

お子さんの例では、怖がっている子は歯ブラシも泣いて嫌がりますが、
保護者の方やスタッフみんなで一緒に自分の歯磨きをして、
「気持ちいいね〜」と話しかけると
「うん!気持ちいい!!」なんて答えてくれます。

痛みは、気の持ち様ってこと、実際にあるのです。

他にも痛みを軽減させるテクニックはいくつかあるのですが、
まずはリラックスして信用できる歯医者さんを探すこと。
そして、その歯医者さんを信じて、
力を抜いて診療を受けることが大切なのです。

次回は痛い治療を乗り越える簡単なテクニック、
というかコツのお話をします。

それではみなさん、今日もよい食事を!

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