砂漠の長い長い一本道を
想像してみてください。
アメリカの広大なフィールド、
視線を遮るものは何もなく
地平線までずっと続く、一本の道。
そこに、制限時速を示した標識があります。
その標識は、何故か折れ曲がっています。
なぜでしょうか。
我が家、3人乗りの自転車を使っています。
親が乗り、前後に子どもの座る椅子のついた
いわゆる「ママチャリ」です。
この自転車、3人乗りに耐えうる造りに
する必要があるため、
自転車そのものが、かなり重いです。
この重い自転車を操っていて思うこと。
例えば、狭い道をゆっくりと走っていて。
左側に同じ方向に進む歩行者。
右側に対抗してくる自転車があったとき。
「あ、よけなきゃ!」と思って、
その対向自転車に視線を送ると、
自転車のハンドルがそちらに向いてしまい
結局、ぶつかりそうになる、ということ。
こういうときの正解は、左側の歩行者や
右側の対向自転車を見るのではなく、
真ん中の「自分の進むべき進路」に
視線を送る、ということ。
これで、ぶつかることはありません。
冒頭の砂漠の話に戻します。
なぜ、看板は折れているのか。
それは、車がぶつかったからです。
視線を遮るものが何もない一本道で
なぜ、脇に生えてる看板にぶつかるのか。
それは、
「あ、あれに
ぶつからないようにしなきゃ。」
と思いながら、その看板に視線を
送り続けてしまったからです。
視線を送れば、ハンドルは
そちらに向きます。
そして、気がついたときには
ブレーキが間に合わない状態に。
これ、人生でも同じなんです。
「自分はなんで不幸なんだ!」だったり、
「ああいう人生にはならないようにしよう」
と、何かネガティブな状況を頭に
「イメージ」したとき。
脳の中のハンドルは、
そちらの方向に向いてしまう、ということ。
明日は、この理論を利用した
子どもに授けるべき
「イメージ力」とその「活用方法」について
書きます。
今日も、素敵な1日をお過ごしください!
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