空を目指す少年

さてカリキュラムの作成方法も
そろそろクライマックスに近づいて参りました。
ここから最後の仕上げの段階に入るわけです。
仕上げで行うことは

そう。
テストの作成です。

テストとは、言わば長い航海の地図と羅針盤のようなもの。

その方角で、そしてそのスピードであっているのか。
合格までの道のりは、当然ながら一つではありません。
苦手な難所は避けて通る事も実際できるのです。

そんな指針を下すのが【テスト】なんですね。

では、2回に渡り、テスト作成のコツをお話しして
カリキュラム作成方法のお話にピリオドを打とうと思います。

テストは大きく分類して2つの要素を持っています。
実は最初にお話しした話とも重なるのですが

1つ目は 達成すべき〆切として用いて
「出発点からどれだけ進んだか」把握する為のもの
2つ目は 目的地までの全行程の中で
自分の立ち位置を把握する為のもの

本番まではこの2つの使い分け如何で
モチベーションと結果に大きな違いが生まれてきます。

まず、勉強し始めの段階では1つ目の作業が主になります。

学校の小テストが漢字の書き取りや
単語テストなのはもちろんこの為です。
この段階のテストは、合格するまでの表を用意してあげて
達成した部分をマーカーで塗りつぶすなどして
必ずビジュアル化してあげて下さい。

すると、1つずつ埋まるごとに
自分が「地図上」で最初に出発した港から
どのくらい進んだか分かります。

小さいうちからこのように達成ベースで
自分の位置のイメージができると
テストは「嫌がるもの」ではなく「喜ぶもの」へと
変わっていきます。

人気漫画のワンピースをご存知の方は
「ログを溜めて進んでいく」様をイメージしてください。
このようなテストが向いているのは、暗記系の学習です。

今回の例で言えば、文法範囲や単語などが含まれます。

そしてある程度埋めるべき用紙が埋まってきたら
(この場合、僕なら半年程度を境に逆算し始めます)

今度は全体の行程での、立ち位置把握用のテストを課します。

これは全範囲のテストです。

〆切テストはお子様と一緒になって作成しなければなりませんが
立ち位置を把握するテストは作る必要はありません。

なぜなら市販の過去問が一番の海図だからです。

この際に注目すべきなのは
「総計の点数」ではなく
「単元毎の達成度」を把握します。

最初の過去問では恐らく良い成績は期待できません。
そして、この最初の過去問からの〆切テスト作成が
最も重要になってきます。

さて、この話は次回にまわしましょう。
次回でカリキュラムの作成については終わりです。

それでは今日も良い一日を!

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