臨場感たっぷりの子どもの話、
引き出し方をお伝えします。

大人の世界でも、使えます。

仕事柄、子育ての「悩み」などを、
調べています。

その中で、こういったものがありました。

「学校での事を、家で話してくれない。」

私自身が子どもの頃の話を母に聞くと、

「その日にあったことを何でも
聞かずにいても話してくれる。」

ということでした。

その血のせいか、全く関係ないか
わかりませんが、
我が家の子どもたちも、
幼稚園であったことを、割とよく
話してくれる方だと思います。

「学校での事を、家で話してくれない。」

このお悩みをみて、いくつかの資料で
調べてみました。

すると、

「世の中には、何も話さない子どもの方が
圧倒的に多い。
子どもの喜怒哀楽は、その場所で完結
しているため、後になってから
改めて聞いてほしいということに
なりにくい。」

と書いてありました。

なるほど。なるほど。

確かに、そういう側面も
あるかもしれません。

資料の内容を纏めると、

「今日、どんなことがあった?」

「幼稚園であったこと、何かお話しして?」

という訊き方だと、
感情を呼び起こす呼び水にならず、
子どもはとても困ってしまうのだそうです。

では、どうすれば良いか。

「今日は何が楽しかった?」

という訊き方が良い。

その日のうちに子どもが体験した

「トイレにいった」

「絵本を読んでもらった」

「お友達と喧嘩した」

「先生がピアノを弾いてた」

「給食を食べた。美味しかった。」

という、1,000 以上の体験の中で
「楽しかったこと」という切り口で
ライトを当ててあげるのです。

それによって、呼び水の効果になる、
とのこと。

確かに、この表現は
私も日常生活で使っていました。

講演会で隣の人と、
美容院で美容師さんと
懇親会でまだあまり親しくない人と、

「この人ともっと話したいなあ」

と思ったときに、

「最近、何か良いことありました?」

と訊くんです。

これが、とても良い。

その後の会話に、
テンポの良さが加わるんです。

体験に「感情」で切り口をつくって
スポットを当てていたんですね。

改めて、勉強になりました。

今日は、どんな楽しいことを体験しよう。

素敵な1日を!

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