“先に店に入りました。
ただならぬ雰囲気です。”

そんなメールで始まる、飲み会もあります。

昨晩は、神楽坂で日本酒を飲みました。

と言いますか、その店には
日本酒しか置いてないのです。

銘柄は、ひとつだけ。

頼む際には、「燗を」するかしないか
伝えるだけ。

店主が囲炉裏の向こう側に座り、
酒を燗して、席に提供します。

酒盗、沢庵、切り干した人参、レンコン
酒粕入り(たぶん)のみそ汁。

1汁4菜。

それを肴に、ちびちびと
日本酒だけを飲む店なのです。

先代の頃はもっと厳しかったようですが、
大声で話すと、注意されます。

先に仲間が入店していたのですが、

「ただならぬ雰囲気です。」

とメールをしてくれるくらい、
不思議な空間でした。

お茶室に入ったときのように
背筋が伸び、心が澄んでいくような
不思議な感覚を味わいました。

都会には、とても貴重な、空間です。

神楽坂、伊勢藤。

日本酒がお好きな方は、
一度、体験されてみると良いかと。

今日も素敵な1日を!

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