こんにちは。
前回、前々回と2回にわたって歯の生える時期の話をしましたが、
これをすぐ覚えようとするのは無理ですよね。
スマートフォンやパソコンで検索すればすぐにわかりますが、
「うちの子の歯はいつころ生え変わるのかな?」
と心配するたびにいちいち検索するのも面倒ですよね。
ということで、今回は歯の抜ける時期の覚え方の話です。
乳歯の抜ける時期がそのまま永久歯の生える時期でもあるので、
結構簡単に覚えることができますよ!
まずは、乳歯の根っこの溶け始める時期を覚えましょう。
専門用語では「乳歯の歯根吸収の開始時期」と言います。
乳歯呼び方は前歯から順番にA~Eでしたね。
それぞれ歯根吸収の開始時期は、
A:4歳頃、B:5歳頃、C:8歳頃、D:7歳頃、E:8歳頃
となります。
どのように覚えるのかというと、
簡単な語呂合わせで覚えられます。
それは「横の花屋」です。
(乳歯)(歳)
A 4 よ
B 5 こ
C 6 は
D 7 な
E 8 や
歯根が吸収する理由は、対応している代生歯
(骨の中に埋まっている代わりに生え変わる永久歯)
が伸びて来て、乳歯の根っこを溶かすからです。
2年間かけて代生歯は乳歯の歯根を吸収し、
その結果として乳歯は抜け落ちます。
そのため、先ほどの「横の花屋」に2年を足した時期が
乳歯の抜ける時期=永久歯の生える時期なのです。
(永久歯)(歳)
1 4→6歳
2 5→7歳
3 8→10歳
4 7→9歳
5 8→10歳
6~8番目の「大臼歯」は代生歯ではなく、
乳歯が生えていなかった後方に生える加生歯なので
この表には入りません。
6番(第1大臼歯)は「6歳臼歯」、7番(第2大臼歯)は
「12歳臼歯」とも呼ばれます。
萌出時期(生える時期)は読んでその名のごとくです
生える時期は個人差があります。
また、上下でも順番が異なる場合があります。
平均的な時期とお子さんの生える時期を比べるのも大切ですが、
前後1年くらいはあまり気にしなくて大丈夫な場合が多いです。
しかし、左右の生える時期があまりに違っていたら
歯科医院でご相談ください。
半年~1年の差があったら要注意です。
今回の内容は歯科の国家試験でも使える知識なので、
覚えたら歯医者を目指してみては?
それではみなさん、今日もよい食事を!
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