ハロウィン:ジャック・オ・ランターン

ハロウィン。
小さなかぼちゃを買ってきて。
ジャック・オ・ランターンをつくりました。

子どもも楽しいし、親も楽しい。
コミュニケーションも弾むし、つくったものが自宅に飾られるし。
季節折々の飾り付けって、良いことばかりです。

我が家、正月には「凧」を自分で作らせて、それを一緒に上げたり。
七夕には竹をもらってきて、
ご近所の家族と一緒に飾り付けをしたり。
クリスマスにはやっぱり、ご近所の子どもを呼んで、
クリスマスツリーの飾り付けをします。

「正月に凧上げ?」
「七夕に短冊?」
「なんか古いね?」

そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、古いかもしれない。
でも、やってみて、悪いことってないんです。
良いことはたくさんあります。

まず、子どもを「テーマパーク」に連れていかなくても。
自宅で「非日常」を体験させてやることができます。
自分でつくった凧を上げたり。
笹を飾り付けるために折り紙を切ったり。
おばけの格好をして親を驚かせたり。
そんな経験、普段の生活ではしないですもん。
子どもは、全力で楽しみます。

そして、その経験は、感性を育みます。
感性の豊かな子どもは、
人の気持ちを深く理解できることはもちろん。
自分に夢ができたとき、
それに突き進むための方法を自ら見つけ出すことができます。

多くの経験をし、感性が豊かな子どもは。
人としての「器」も、同時に大きくしていきます。
器が大きいと何が起きるか。
物事に対して、過敏に反応しなくなります。
物事の真理を、深く理解するようになります。
器とは、言い換えば「心の受け皿」です。
大きな受け皿は、水をこぼしません。溢れません。
器から水がこぼれると、人は「テンパり」ます。
器は、大きいに超したことがありません。

季節折々のものに触れる良さ。
まだあります。

季節モノには、飾り付けがつきもの。

かつて、親と子どもが作るものと言えば、竹とんぼや竹馬。
でも最近では、そういうものをつくる機会はほとんどありません。
はさみを巧く使えない子どもも多いと聞きます。

季節モノの飾り付け。
親子で一緒にやってみると。
子どもの工作の腕は間違いなく上がります。
モノをつくる課程で、想像力も育まれます。
親が子どもを観察して、
「そうか。これはできるけど、これはまだできないか。」
ということもわかります。
話し、一緒に考え、親子で楽しい時間を過ごすことができます。

もちろん、親も本気で楽しまないと、
子どもはそれを見極めて白けます。
親も一緒に、本気に楽しむ。
逆説的ですが、そうすれば、親だって楽しい時間を過ごせる。
それをみて、子どもはもっと楽しむ。

良いことばっかりです。

「そんなにうまくいくかねえ。」
そんな風に思われるかもしれません。

でも、子育てに「どこでもドア」や「ワープ」のような
時間を飛び越える正解はないんです。
「小さなこと」の積み重ねです。

その「小さなこと」のひとつに、
季節折々のイベントを取り入れてみたら、きっともっと楽しいよ。
そういうお話でした。

素敵なハロウィンをお過ごしください!

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