出産のプロセスは、神秘的だなあ
と思うのです。
色々と「不思議・・・」
「よくできてる・・・」と
思うことがあるのですが。
その中で、赤ちゃんはなぜ
羊水から産道を通過し、
世に生まれ出た瞬間に
呼吸を始めることができるのか。
この部分を知って
「へえ・・・!」
となりましたので、
共有したいと思います。
一見、取っつきにくいですが、
噛み砕いて書きますので、
読んでみてほしいです。
肺は、「肺胞」と呼ばれる小さな袋が、
ぶどうのように
集まってできています。
この袋は、空気を吸い込むと膨らみ、
吐き出すとしぼみます。
完全にしぼんでしまうと、
次にふくらますときに
大きな力を要します。
少しふくらんだ風船をふくらませるよりも
しぼみきった風船をふくらませるときの方が
息を強く吹き込む必要がある、
あの状況と一緒です。
赤ちゃんは、このことを知っています。
(赤ちゃんは、というより、
ヒトの叡智として。)
お腹の中にいるとき、
赤ちゃんの肺胞は、「肺水」と
呼ばれる液体で満たされていて、
ふくらんでいます。
この肺水の成分には、
タンパク質、ミネラル、そして
肺サーファクタント(界面活性剤)
が含まれています。
分娩が始まると、
赤ちゃんが産道を通るときの圧力と
産声をあげることで生じる圧力で、
肺胞を満たしていた肺水は
全て取り除かれます。
肺サーファクタントだけを残して。
肺胞は、肺水がなくなった途端に、
風船のようにしぼみ始めます。
放っておけば、完全にしぼんで、
息を吸うのにもの凄い大きな力を
要すことになります。
赤ちゃんには、そんな力はない場合が
多いので、肺胞は潰れてしまいます。
そこで、肺サーファクタントです。
これが肺胞の中に残ることで、
神秘が成立しています。
肺サーファクタントの分子は
肺胞が小さくなると
分子それぞれが電気的に反応し
反発し合うのです。
肺胞の中にある多くの
肺サーファクタントが
それぞれに反発を始めるので、
肺胞は潰れずに済むのです。
これによって、赤ちゃんは産道を
通過したあと、
自力で酸素を得るべく
肺呼吸を始めることができるのです。
うーん・・・。
凄い。
私、具体的な整理や
検証はしていないのですが、
「サムシング・グレイト」は
いるのではないかと思っています。
ただ、この辺の話は
また別の機会に・・・。
今日も、素敵な1日を!
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