予備校講師誕生物語(33)| 嗚呼、懐かしのケツバット・・・
中学時代、 道徳的な生活態度は胡散臭いと思われるだけでなく、 それを許さない空気さえありました。 私が所属していた野球部では、先輩が後輩を指導する際、 尻をバットで叩くことが横行していました。 通称「ケツバット」です。 [...]
予備校講師誕生物語(32)| 金八先生が生み出すイメージ
両親の教え、キリスト教、読書経験などから 道徳を内面化していった私でしたが、 中学生くらいから、少し生き辛い日々が続きました。 私の中学生から高校生にかけての頃(*)は 「校内暴力」が社会問題化し、 「受験勉強に偏重した [...]
予備校講師誕生物語(31)| 自主的反復テスト
中学3年生の時、 教育に関するテレビ番組を偶然見ました。 それは、テストが終わった後、 点数に一喜一憂して終わるのでは無く 「同じ」問題を「満点」が取れるまで「繰り返す」 という取り組みについて紹介したもので、反復により [...]
予備校講師誕生物語(30)| 挑発的壁新聞
小学校5年生の時のできごと。 クラスの新聞委員になりましたが、 委員会のメンバーはガキ大将のジャイアン君を含め 男子だけだったのでいやな予感がしました。 後日、委員会活動として壁新聞を作りましたが、 教師の指導が無かった [...]
予備校講師誕生物語(29)| 冷蔵庫の構造
学校内のいじめ問題が取り沙汰される際、 「教師はいじめに気付かなかったのか」ということが 問題になることがあります。 個々のケースは事情が異なりますので、 個別具体的な検証が必要ですが、 自分の子どもの頃の経験から想像す [...]
予備校講師誕生物語(28)| 週番は走れるか・・・
スタジオジブリ制作アニメの 『おもひでぽろぽろ』(1991年公開)の中に、 週番の在り方をめぐるやり取りが出てきます。 廊下を走る人をどう取り締まるかという議論の中で、 ツネコさんというませた女子が 「週番は廊下を走った [...]
子育て奮闘記(27)| 涙にはワケがある
我が家のお風呂は大忙し。 1才のK君は私が一緒に入り、身体を洗い、 湯船に浸からせて妻に渡します。 妻はK君の身体を拭き、 着替えをさせながら2階に向かって 「Kちゃ~ん(次女)お風呂空いたよ~」 と声を掛けます。 その [...]
予備校講師誕生物語(27)| 道徳を教える人
石原千秋氏は 「現在の国語という教科の目的は、 広い意味での道徳教育なのである(*1)」 としましたが、確かに、数ある読書体験の中で、 国語の教科書の文章から身につけた 道徳の徳目は多かったように思います。 小学校1年生 [...]
予備校講師誕生物語(26)| 道徳と読書
道徳心を育む上で、 幼少期の読書体験というのは大変重要だと思います。 私の本に関する古い記憶は幼稚園の時の『野口英世』。 父親が兄に読んであげているのを 脇で聞いていたという状況でしたが、大変感銘を受け、 以降、「努力」 [...]
予備校講師誕生物語(25)| 祈り・誓い・神様
キリスト幼稚園で「祈り」が日常化したせいか、 私の中で、誓いを立てることや、 それをどこかで神様が見ていることなどが 当たり前になりました。 もっとも、幼稚園の時に自宅の本棚の 『偉人の伝記』の中にキリストを見つけ、 「 [...]
予備校講師誕生物語(24)| キリスト幼稚園
自分の道徳心のルーツとして考えられることの1つが キリスト幼稚園の存在です。 講話・カード・紙芝居などでイエス様のお話を教わりました。 『鉄腕アトム』の紙芝居も楽しみでしたが、 聖書の話も神妙に聞いていたと記憶しています [...]
予備校講師誕生物語(23)| 脳裏の父親
道徳的に生きることと、学校で勉強することとは 一体どういう関係にあるのか・・・。 これはずっと私を悩ませた問題でした。 多くの方の道徳心のルーツは両親にあると思いますが、 私の場合は特に父親の影響が大でした。 大変厳格な [...]