教育について考える(5)| 仏教の展開から考える
学び続ける理由を考えるために、 インドや日本の仏教の展開を概観してみたいと思います。 少し回り道をしますがお付き合い下さい。 元々のお釈迦様の時代の仏教は 「少数の出家修行者が厳しい修行を経て悟りを開く(*1)」 もので [...]
教育について考える(4)| 学び続ける理由
教育という行為を学ぶ側の立場から考えてみましょう。 子どもだけでなく、大人にとっても、 とても重要だけども答えるのが大変難しいのが 「何のために勉強するのか」という問ではないでしょうか。 私も小学生の頃から、この問に対す [...]
教育について考える(3)| カリスマ講師の課題
予備校講師といえばマスコミなどでも注目される 「カリスマ講師」が耳目を集めます。 しかし、ありようによっては (予備校経営的には旨みがあっても)教育的には課題が残る場合があります。 それは 「私はこの科目のことについては [...]
教育について考える(2)| 欲望の欲望
内田樹氏が、「学校というところは、 すべての制度的虚飾を削ぎ落とせば、 「知」に対する欲望を持つ者(=教師)の欲望が、 「知」に対する欲望をもつ者(=学生)の欲望の対象となる、という 「欲望の欲望」構造に帰着する。」と書 [...]
教育について考える(1)| 木を植える
国有林を管理する仕事(*1)をしていた父親は、 「ものごとの道理」を、森・山・木などに関連させて 教えてくれたものです。 子どもの頃に聞いた話で強く心に残っているのは 「後人のために木を植える」という話です。 国有林の場 [...]
教育で人を変える(6)
5回にわたって「教育で人を変える」ことについて書いてきましたが、 今までのことを踏まえた上で「教育」という行為そのものについて 考えてみたいと思います。 教育とは先人が積み上げてきた文明の遺産 (学問・芸術・文化・伝統・ [...]
教育で人を変える(5)
昨今、「想定外」という言葉が氾濫していますが、 そもそも人間が全ての事象を「想定」できるという 前提そのものが間違っていないでしょうか。 例えば、教育の例で考えてみましょう。 教育という行為は、一面、先人が積み上げてきた [...]
教育で人を変える(4)
作家の曽野綾子氏は 「人を改変する力は多分に偶然によるもの」 と指摘されています。 確かに自分の人生を振り返っても、 何かの影響を受けて自分自身が変わる時、 そこには「偶然」があったような気がします。 中学生の頃、いろい [...]
教育で人を変える(3)
人は実に様々な人やモノから複合的に影響を受けて 変化、成長、人格形成を成し遂げますから、 親や教師の教育上の想定がどれだけそれに寄与するかなど 予想もつかないことでしょう。 人は一体どんなものから影響を受けるものでしょう [...]
教育で人を変える(2)
曽野綾子氏は 「人は同じ外的刺激を受けても予想されるのと同じ結果は生まない」 と言います。 人の個性は千差万別ですから 刺激に対する反応が異なるのは当然のことだと思います。 また、教育における「同じ刺激」というのも大変難 [...]
教育で人を変える(1)
大阪の橋下市長がかみついたことで、 かえって作家曽野綾子氏の主張が話題になりました。 曽野氏は、 (1)人を改変する力は多分に偶然によるもの (2)人は同じ外的刺激を受けても 予測されるのと同じ結果は生まない と主張され [...]
わんこ命名事件(2)
当時のKちゃん(次女)は、旅の度に 「お友達」を増やしてたのですが、 予想外のお友達参加にご満悦でした。 思案橋界隈を散策し、路面電車で諏訪神社に行きましたが、 その間、紙袋から顔を出した黒いイヌを眺めながら 「名前、何 [...]