予備校講師誕生物語(13)| 好きでやってるんじゃない
小学生の時は、 先生の振る舞いに対して疑問や違和感を覚えても、 異議申し立てをしたり反抗したりできませんでしたが、 中学生くらいになると主張内容の妥当性はともかく、 随分と自己主張できるようになっていきました。 あれは中 [...]
予備校講師誕生物語(12)| タヌキよばわり事件
学校の先生の 「相手の言い分も聞かず、事実誤認に基づき独善的な判断を下す」 ようなやり方に、強い違和感を覚えていました。 小学校5年生頃、私達A組の男子は担任のK先生のことを、 その風貌から「タヌキ」と呼んでいました。 [...]
予備校講師誕生物語(11)| 焼き鳥事件
私の暗黒時代の始まりは、小学4年生の時の「焼き鳥事件」です。 私の故郷秋田で当時、地域全体でスキー大会が開かれました。 各小学校の代表選手が出場し、それ以外の児童は応援します。 好きな会場で思い思いに応援するのです。 当 [...]
予備校講師誕生物語(10) |「とことん」の良し悪し
私の性格の2つ目は「とことんやらないと気が済まない」でした。 根っこのところに「負けず嫌い」があり、 年齢とともに「努力」することを学習していったような気がします。 幼稚園の頃。 近所の小学生は竹馬を乗りこなしているのに [...]
予備校講師誕生物語(9)| 予備校ってこんなところだったの?
中学・高校時代は、 学習内容に対する疑問がたくさん沸いたにも関わらず、 うまく表現できず、解決にも至らず、 徐々に「自分自身がおかしいのでは」 という思いを強めた6年間でした。 結局、成績も振るわず、現役合格できず、 浪 [...]
予備校講師誕生物語(8)| 自分がおかしいのか?
英語に対する疑問は高校時代も続いていましたが、 当時の言語力が稚拙だったこともあり、 自分の中の疑問をきちんと伝えられず、 先生から見れば「ふざけている」ように見えたかも知れません。 「通学する=go to school [...]
予備校講師誕生物語(7)| 頼みの数学まで
過度に疑問を持つ性向が、高校での勉強を難しくしていきました。 高校生になると、数学まで壁に当たり出します。 三角比・ベクトル・微分・積分はまだしも(*1)、 数列、対数、行列など、一体どんな必要性があって このような概念 [...]
予備校講師誕生物語(6)| 中学生の悩み
好奇心の赴くまま自由に思索をしていた小学校時代は、 学校の勉強との両立ができたのですが、 中学生になると少し怪しくなってきました。 学校の勉強自体に疑問を抱くようになったからです。 特に私を悩ませたのは英語でした。 「ビ [...]
予備校講師誕生物語(5)| 言葉が足りない
「私の疑問に答えたのは多くの場合、学校や先生では無かった」 と書きましたが、それも仕方のないことです。 私自身が当時の疑問をきちんと 「言語化」できなかったのですから。(*1) 「0は何も無いという意味なのに何故0と書く [...]
予備校講師誕生物語(4)| 小学生と読書
小学生になっても私の好奇心は尽きることはありませんでしたが、 残念ながら私の好奇心を刺激するのも、疑問に答えてくれるのも、 多くの場合学校や先生ではなく数多くの書籍でした。 両親には 学習研究社の『○年の学習』(文系)と [...]
予備校講師誕生物語(3)|幼稚園児の疑問
幼稚園の教室の壁に50音表が貼ってありました。 「あひる」「いぬ」「うさぎ」などの 絵・名前とともに50音が示されています。 それを順に読んでいった私は、 最後が「きりん」になっていることに疑問を覚えました。 他の言葉は [...]
予備校講師誕生物語(2)| 「先生」の資質
漠然と「先生になる」と思っていた私には、 そもそも「先生」の資質はあったのでしょうか。 子どもの頃の自分を思い出してその特徴を整理してみました。 まず、世界に対して強く関心を持ち、 疑問を覚え、考え、答えを探していました [...]